猫のしっぽ

猫多め。何気ない日常をちょっとずつ書いています…

芸術は爆発だ

ご存知、岡本太郎の有名な言葉です。
岡本太郎といえば、この言葉と万博の太陽の塔くらいしか知らなかったのですが、川崎市に美術館があることを知り、たまたま近くまで行ったのでちょっと寄ってみました。

川崎市岡本太郎美術館多摩区の生田緑地内に建物があり、1996年に岡本太郎が亡くなって3年後の1999年に開館しました。今年で20周年だそうで10月14日までの日程で企画展をやっています。開館から20年間の企画展の総集編的なもの。
「今日来たあなた方は大変ラッキーですよ。一回で20年分を見られちゃうお得な期間ですから」と学芸員のお言葉です。

びっくりだったのが、今回の企画展、全ての作品が撮影可なんですよね。リ・クリエート作品の展覧会で撮影OKのは行ったことあるけど、ホンモノで撮影可って珍しいのではないのかなあ。


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ちょうど学芸員による無料ガイドつき鑑賞会が開かれていて、原爆、戦争、平和といった作品のメッセージなどを一つひとつ観ながら説明をしてくれたのが興味深かった。
かなり個性的な作品が多いから、観ていて??ってものも、話を聞くとなるほど~と思えたりして。また、裏話として、太郎は作品のタイトルをつけるのを嫌がったため、そんほとんどはパートナーの敏子さんが考えていたこととか。
普通、音声ガイドって別料金だからちょっと得した気分🎵


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明日の神話
渋谷駅の壁画は右端が切れているらしい。これも入りきらなかったけど。サイズ大きいんだもんな。



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「燃える人」
第五福竜丸事件などをきっかけに原爆問題をテーマとした作品。左下に船が描かれている。ピカソの影響を受けて特にゲルニカを意識して描いたもの。


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「愛、母、炎」の漢字アート?的なものも


なんとなく寄ってみただけだったけど、面白い作品がいっぱいあって予想以上に楽しめました。もうすぐ芸術の秋、美術館めぐりも乙なものですね。


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