猫のしっぽ

猫多め。何気ない日常をちょっとずつ書いています…

北九州・下関への旅

初雪の知らせもちらほら聞こえるこの週末。冬がもうそこまでやってきてしまいましたよ。

 

先週末は北九州・下関方面に行ってきました。毎年この時期恒例の現地集合の旅です。お天気もまずまずで何より暖かい(^o^)。日中はコートも必要ないくらいで、天国(^o^)。この季節に南に行くのは身体が喜ぶね。

 

土曜日に小倉駅集合だったけれど、飛行機が福岡行きしかないので、せっかく博多まで行くのに素通りはもったいないってことで前泊することにし、金曜日に博多入り。

前泊できるメンバーだけ集まって、太宰府まで行ってきました。

8年前の9月に行ったときは15時を過ぎると人もまばらで16時には参道のお土産屋さんも半分くらい店じまいしてましたが、11月の方が人が多いんだな。七五三とか菊祭り?みたいなものものやっていて、16時くらいでも小雨が降る中、結構賑わっていました。紅葉はこれからってかんじでしたね。

 

帰り道によった豆屋さん。いろんな豆菓子が売っていておススメです。

 

夜は九州在住のメンバーが連れて行ってくれたもつ鍋屋で前夜祭。地元で食べるもつ鍋と違って全然臭みもなくコクがあって美味しい。やっぱ本場は違うねーとみんなで舌鼓。

 

 

そして2日目が旅の本番。小倉駅までは九州新幹線「さくら」に乗って移動。20分ほどで着いちゃいます。さくらというから勝手にピンクっぽいイメージを持っていたのですが、うすい水色とでもいう色合いで、青磁をイメージした白藍色というらしいです。

小倉といえば懐かしい思い出があります。もう、20年以上前だけど東小倉から浜松町までカートレインっていう季節列車が走ってて。車は貨物のコンテナに押し込んで、人は連結した寝台列車に乗るってやつ。寝ている間に車も一緒に運んでくれるんです。車で九州一周して帰りはカートレインで帰ってきたんだよなあ。今はもう走っていないんだね。

 

小倉駅ではメーテルのアナウンスが響いていました。うーん、懐かしい声だ。時間があれば北九州市漫画ミュージアムにも行ってみたかったんですけどね。

電車で門司港まで移動し、関門橋を眺めながらフェリーに乗り下関へ。5分ほどで着いてしまい近くてびっくり。

唐戸市場に行ってフグ料理も食べてきました。あちらでは「ふく」っていうんだな。なのでふく君がお出迎え。

 

 

戻ってきて門司港レトロを探索。大正レトロ調の建物が並び、素敵な町でした。

 

 

この時期、夜間はイルミネーションが綺麗らしいのですが明るいうちに小倉に戻ったので見られなかったのが残念。

 

翌日は小倉城周辺をまわり、遠くから来た人もいたので(私もだけど(^^ゞ)、お昼くらいに解散となりました。ですが、私の旅は終わらない。

日曜日に帰る便が取れなくて翌朝の便で帰ることにしていたので博多に戻り、夜の街を散策。でも、ほかの友達はみんな帰っちゃったので私一人ってのがちょっと淋しかったんですけどね。

中洲の夜景がきれいでした。

 

 

 

せっかく博多に来たんだから、と屋台に行ってみました。

でも、日曜日は休みのところが多いんだな。開いているところもお客さんが一杯で、天神に行き駅周辺をウロウロ。やっぱりやっている店が少ない。

フラフラしていると若干席が空いている屋台を発見。グーグルマップにも出てこないし、事前リサーチでも見たことのない店だったので、ひょっとして穴場? と思い入ってみたけど、ハズレでした(-_-;)。

 

無愛想な親父がここに座れとばかりに空いている席を指さし、なんにする? と聞いてきた。とりあえず、ビールといかにも観光客向けのメニューだけど明太卵焼きを注文。

周りは韓国人観光客が多くて話も出来ず、親父に話しかけても世間話はしたくないのか無視される始末。途中、いいですか?って来た男性客には席が空いていたのに、もう終わりみたいなジェスチャーで無言で追い返している。まだ、おでんだねもいっぱいあるし、お店閉めるわけじゃないよね? と疑問に思ったが聞くことも出来ず。

でも、おススメ何ですか?って聞いたら「全部おススメだけど、ラーメン食べて行けよ」って。「全部食べきれないかも」って言ったら「残してもいいから食べて行ったら?」って言うから、無愛想だけど結構いい人? ってその時は思ったりもしたんですけどね。

 

ラーメンすすってたら、若い女性がひとりやってきて隣に座った。

「これ、良かったら食べない? こっち側ははしつけてないから」と半分残しておいた明太卵焼きをすすめると「えーいいんですか。嬉しい♪」と残り物にもかかわらず喜んでくれて。日本語がめちゃくちゃ上手なお嬢さんで、どこから来たのかと聞いたら香港から友達に会いに来て今は一人旅をしているとの話。

楽しく話をし始めたら、親父がいきなり「ねーちゃん」と声をかけ、こっちに座れと反対側の席を指さした。えっ?と思ったけど親父の無言の圧が強くて逆らえなかった。もしかして、しゃべってたから席替えさせられたってこと?? よくわからないまま、黙々とラーメンを食べ、帰り際にお嬢さんに「良い旅を♪」と声をかけ屋台を後にしました。もう少しお話したかったんだけどな。私も淋しかったし彼女も一人だったから話しかけたら喜んでくれてたのにな。

 

ホテルに戻ってから店の名前をいろいろ検索したら、出てきた。席空いているのに断られたとか、しゃべってたら怒られたとか。ラーメンは美味しくてもあんな店二度と行くか、とかね。確かに無言で食えって店もあるけど、屋台でそういうのってあり? 卵焼きもおでんもラーメンも美味しかったけどあのオヤジじゃねえ。博多の夜はほろ苦い味がしました(^_^;)。

旅は冒険。いろんなことがあるさ。

 

来年の会場は北上して函館の予定なので、行けるといいな。いい出会いがありますように。